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Works

事例

賃貸物件 タバコのニオイの消臭作業
ヤニがビッシリ付着して壁が真っ茶色 臭い強 その消臭方法
(福岡市)

いつもお世話になっている福岡市西区の賃貸不動産管理会社様から「タバコのニオイの消臭」依頼を頂きました。
退去後清掃でいつも依頼をしているハウスクリーニング屋様に清掃依頼をし、清掃とオゾン消臭を行ったそうですが、匂いが取れなかった為、特殊清掃会社のダスメルに相談をされました。

タバコ臭の消臭作業で、間違えている消臭方法

タバコのニオイの原因は、タバコから出る煙によるものなので、拭き掃除出来るところを掃除して、窓を全開にして換気すれば臭いは取れるだろう・・何なら送風機で強制換気すれば大丈夫だろう。。。
 

間違えです。

 
それで取れなければ、ネット上でみなさんがされている様に、消臭剤を散布したりオゾンを入れれば消臭出来るだろう。。。
 
それでも、ほとんどの現場が取れないと思います。

そもそも、タバコをよく吸うヘビースモーカーは一日に20本以上吸うと言われています。

 
日中は仕事や学校で家では吸わないでしょうが、それでも帰宅後~出勤前までの在宅中は10本以上吸うのではないでしょうか?
 
1人でこの本数。 家族や友人に喫煙者がいたら、この数倍の数になります。
 
さらにその生活が数か月から数年、数十年と続いていたら、壁や天井に付着したヤニは地層の様に重なって厚くなっています。

ヤニを拭いても固く固着したヤニの表面を拭き取る事しかできません。

 
消臭剤散布やオゾン燻蒸にしても、ネットでは何の消臭剤を何リットルどの様に撒くか。あるいは、オゾン発生器をどのくらいの広さの物件(部屋)に対して何台置いて置く配置はどこが良いのか。さらには、オゾン発生器のスペックはどうなのか。
 
詳しいことはネットに書かれていませんよね?
 
※家財道具が置いてあるままでの消臭は大変になってきます。
※故意に情報を流さない様な画像を使用されている場合もあります。

タバコのヤニのニオイ消臭作業

特殊清掃・特殊洗浄

ますは消臭の基本の清掃をしていきます。
 
この清掃・洗浄をいかに丁寧に細かく行っているかで後の消臭作業の効果も上がります。
 
蓄積されたヤニは簡単には取れません。
壁紙(クロス)は、剥ぐ事が可能ならば剥ぎ取って撤去が望ましいでしょう。
ヤニ汚れの洗浄には、基本的にアルカリ性の洗剤を使用します。
アルカリ性でも、強アルカリ性や弱アルカリ性、さらにそれぞれの強さと特徴・特性があります。

洗浄剤を付着させて拭き取り清掃を行いますが、付着させてすぐに拭き取っては洗浄剤の能力を満足に発揮できません。
 
付着後数分待って、洗浄剤と汚れ(ヤニ)がしっかり反応させ、汚れ(ヤニ)を溶かしながら拭き取っていくことがヤニ洗浄のコツとなります。
 
以上の方法で、壁・天井・床・扉・各所換気扇・窓・サッシetc のヤニを落としていきます。
一度拭いても取れないところは、繰り返し洗浄が必要となります。
一通りの洗浄作業が終了しますと。洗浄箇所を水拭きしていきます。
 
この作業で、出来るだけ洗浄剤を除去しておきます。
これにより、この後の消臭剤の効力を落とさないようにいたします。

消臭作業

いよいよ本来の目的のタバコ臭の消臭へと移ります。
まずは、消臭剤を塗布します。
 
消臭剤の撒き方は、フォグマスターマイコロジェットを使用して微粒子散布。塗装用スプレーガンを使用しての微粒子散布。園芸用で用いるような噴霧器を使用しての散布。
 
様々な散布方法がインターネット上にはあると思います。
しかし、ダスメルでは上記の手法にはメリット・デメリットがあり、消臭作業にはデメリットの方が大きいと感じるため散布はあまりしません。

メリット

  • 微粒子で散布するため、薬剤(消臭剤)の使用量が少なくて済む
  • 機材で散布するため手軽に作業できる
  • 薬(消臭剤)の空間滞留時間が長い

 

デメリット

  • 壁や天井などの対象物に十分な薬剤(消臭剤)が付着しない
  • 薬剤(消臭剤)付着量にムラが出る
  • 薬剤(消臭剤)がムダに空間中に舞う

 
消臭作業や消毒作業では、薬剤がしっかりと対象物に付着しないとその効果は無いもしくは薄いと考えております。
 
以上の理由から弊社では散布方法ではなく、態々手間のかかる塗布方法で消臭剤を使用しています。
 
※散布方法にも良いところはたくさんあります。
消臭剤塗布でほぼ臭いは無くなていると思います。

消臭剤を塗布した所を水拭きし、最後にオゾン消臭を行います。

 
オゾンの消臭能力をザックリ言うと、匂いの元にアタックして匂いの元を分解します。
 
洗浄作業で匂いの元を除去出来れていれば、オゾン消臭効果は高くなります。
 
逆に除去が不十分だとオゾン消臭効果は薄くなります。
 
以上を考えると、除去不十分だったとしてもオゾンが沢山出ていればたくさんアタック出来て分解をしていきます。
 
ここでオゾン発生器のスペックが重要になってきます。
 
安価でも高出力のオゾン発生器は販売してあります。
 
しっかりオゾンが発生していればそれでも良いかと思います。
 
しかし中には、スイッチONにした時はかなりの高濃度のオゾンが出ていても、時間の経過とともに勢いが落ちる物もあります。
 
消臭作業する際、通常オゾンの連続稼働時間は3時間ほどになります。

その3時間の間ずっと安定してオゾン発生させる事の出来るオゾン発生器となると、その種類は限られてきます。
 
さらに、オゾン燻蒸は通常無人環境で行います。
無人環境で機材が火災する恐れもあります。
火災のリスクも考慮して作られているオゾン発生器で安価なものは無いと思います。
 
特殊清掃業者が使用するオゾン発生器は60万円~120万円くらいが多いです。
まれに400万円位の機材を使われている会社様もいらっしゃいます。
 
どんなゾン発生器を使用しているか確認してみるのも良いかもしれません。

特殊清掃前、清掃後はコチラでチェック!
特殊清掃前、清掃後はコチラでチェック!

オゾン発生器の配置も考えた方がよいでしょう。

よくSNSで部屋の真ん中にポツンと置いてある画像を見ます。
※故意に情報を流さない様な画像を使用されている場合もあります。
 
余程のハイスペックか狭い部屋でしたら有効でしょうが、オゾンが部屋の隅々まで満遍なく行きわたる事を考えないといけません。
 
そして、オゾンは空気よりも重たい為、上部と下部のオゾン濃度に差がある可能性もあります。
 
もう一つオゾン燻蒸で注意点があります。
オゾンはアルカリ性の中では分解が早く酸性の中では分解が遅くなります。
 
最初の洗浄作業での洗浄剤、消臭作業の消臭剤が残っているとオゾン消臭に影響が出る場合もありますので注意点になります。

消臭作業後、匂い戻りが無いかを確認

一通り作業が終わり、ココで大体の消臭業者様は作業終了し、請求書作成に移ります。
 
しかし、
部屋を閉め切って数日経過してお客様が部屋に入室してみると、まだタバコのニオイを強く感じる・・・なんてことはしばしばございます。
 
作業終了時点では臭いがしなかったのに です。
作業終了時からしばらくは匂いがしなくて当然です。
消臭剤やオゾンの効果が継続している為です。
 
消臭剤とオゾンの効力が無くなっても、残臭が無ければ作業終了となります。
ダスメルでは、作業終了後も数日間予備期間を頂いて、匂い戻りが無いかの確認を致します。
ココで匂い戻りがあった場合は、再度第一工程からやり直しです。
 
特別なことを除き、臭いの元を取り切れてなかったか、消臭剤がしっかり塗布出来ていなかったのかのどちらかになります。
 
以上の作業を経て消臭は完了していきます。

他のお店で見積りを取られたお客様
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