
賃貸物件 タバコのニオイの消臭作業
ヤニがビッシリ付着して壁が真っ茶色 臭い強 その消臭方法
(福岡市)
タバコ臭の消臭作業で、間違えている消臭方法
間違えです。


そもそも、タバコをよく吸うヘビースモーカーは一日に20本以上吸うと言われています。
ヤニを拭いても固く固着したヤニの表面を拭き取る事しかできません。


タバコのヤニのニオイ消臭作業
特殊清掃・特殊洗浄
ますは消臭の基本の清掃をしていきます。
この清掃・洗浄をいかに丁寧に細かく行っているかで後の消臭作業の効果も上がります。
蓄積されたヤニは簡単には取れません。
壁紙(クロス)は、剥ぐ事が可能ならば剥ぎ取って撤去が望ましいでしょう。
ヤニ汚れの洗浄には、基本的にアルカリ性の洗剤を使用します。
アルカリ性でも、強アルカリ性や弱アルカリ性、さらにそれぞれの強さと特徴・特性があります。
洗浄剤を付着させて拭き取り清掃を行いますが、付着させてすぐに拭き取っては洗浄剤の能力を満足に発揮できません。
付着後数分待って、洗浄剤と汚れ(ヤニ)がしっかり反応させ、汚れ(ヤニ)を溶かしながら拭き取っていくことがヤニ洗浄のコツとなります。
以上の方法で、壁・天井・床・扉・各所換気扇・窓・サッシetc のヤニを落としていきます。
一度拭いても取れないところは、繰り返し洗浄が必要となります。
一通りの洗浄作業が終了しますと。洗浄箇所を水拭きしていきます。
この作業で、出来るだけ洗浄剤を除去しておきます。
これにより、この後の消臭剤の効力を落とさないようにいたします。



消臭作業
いよいよ本来の目的のタバコ臭の消臭へと移ります。
まずは、消臭剤を塗布します。
消臭剤の撒き方は、フォグマスターやマイコロジェットを使用して微粒子散布。塗装用スプレーガンを使用しての微粒子散布。園芸用で用いるような噴霧器を使用しての散布。
様々な散布方法がインターネット上にはあると思います。
しかし、ダスメルでは上記の手法にはメリット・デメリットがあり、消臭作業にはデメリットの方が大きいと感じるため散布はあまりしません。


メリット
- 微粒子で散布するため、薬剤(消臭剤)の使用量が少なくて済む
- 機材で散布するため手軽に作業できる
- 薬(消臭剤)の空間滞留時間が長い
デメリット
- 壁や天井などの対象物に十分な薬剤(消臭剤)が付着しない
- 薬剤(消臭剤)付着量にムラが出る
- 薬剤(消臭剤)がムダに空間中に舞う
消臭作業や消毒作業では、薬剤がしっかりと対象物に付着しないとその効果は無いもしくは薄いと考えております。
以上の理由から弊社では散布方法ではなく、態々手間のかかる塗布方法で消臭剤を使用しています。
※散布方法にも良いところはたくさんあります。
消臭剤塗布でほぼ臭いは無くなていると思います。

消臭剤を塗布した所を水拭きし、最後にオゾン消臭を行います。
オゾンの消臭能力をザックリ言うと、匂いの元にアタックして匂いの元を分解します。
洗浄作業で匂いの元を除去出来れていれば、オゾン消臭効果は高くなります。
逆に除去が不十分だとオゾン消臭効果は薄くなります。
以上を考えると、除去不十分だったとしてもオゾンが沢山出ていればたくさんアタック出来て分解をしていきます。
ここでオゾン発生器のスペックが重要になってきます。
安価でも高出力のオゾン発生器は販売してあります。
しっかりオゾンが発生していればそれでも良いかと思います。
しかし中には、スイッチONにした時はかなりの高濃度のオゾンが出ていても、時間の経過とともに勢いが落ちる物もあります。
消臭作業する際、通常オゾンの連続稼働時間は3時間ほどになります。

その3時間の間ずっと安定してオゾン発生させる事の出来るオゾン発生器となると、その種類は限られてきます。
さらに、オゾン燻蒸は通常無人環境で行います。
無人環境で機材が火災する恐れもあります。
火災のリスクも考慮して作られているオゾン発生器で安価なものは無いと思います。
特殊清掃業者が使用するオゾン発生器は60万円~120万円くらいが多いです。
まれに400万円位の機材を使われている会社様もいらっしゃいます。
どんなゾン発生器を使用しているか確認してみるのも良いかもしれません。
オゾン発生器の配置も考えた方がよいでしょう。
よくSNSで部屋の真ん中にポツンと置いてある画像を見ます。
※故意に情報を流さない様な画像を使用されている場合もあります。
余程のハイスペックか狭い部屋でしたら有効でしょうが、オゾンが部屋の隅々まで満遍なく行きわたる事を考えないといけません。
そして、オゾンは空気よりも重たい為、上部と下部のオゾン濃度に差がある可能性もあります。
もう一つオゾン燻蒸で注意点があります。
オゾンはアルカリ性の中では分解が早く酸性の中では分解が遅くなります。
最初の洗浄作業での洗浄剤、消臭作業の消臭剤が残っているとオゾン消臭に影響が出る場合もありますので注意点になります。
消臭作業後、匂い戻りが無いかを確認


作業まとめ
- タバコ消臭だけの話ではないですが、消臭作業では基礎となる洗浄をしっかり行う必要がある
- 壁や天井などの付着か所に薬剤を残さない
- 消臭剤は用途に応じて臭気元としっかり接触させる
- オゾン使用の際にはオゾンの特徴を考えて使用する
- 消臭作業終了後、臭気確認の手間を惜しまない
災害復旧・特殊清掃でお困りの方は、お気軽にダスメルへご相談ください。
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