カビの特徴
- 菌糸は栄養の摂取と発育に関与
- 菌糸の細胞膜は、若い頃は、ほとんど透明の薄い膜
- 成長に応じて肥厚し、色調も淡黄色(たんこうしょく)に変化
- カビはコロニー(集落)を形成(種類により様々な色あり)
- 1c㎡あたりのカビの胞子数は、10~15億個
- カビの色=カビの胞子の色
- 切断された菌糸または、胞子によりカビは繁殖
- カビの隔壁は、タンパク質
カビの生育条件
3大生育要素:酸素 温度 湿度
- 少量の酸素を好む(好気性の微生物)
- ほとんどが中温性で、最適温度は20℃~28℃、湿度が70%以上
- 氷点付近または、5℃~10℃の低温でも生育できる好冷性のカビもある(クラウドスポリウムやフォーマ)
- 生育の温度が40℃付近にあり、55℃~60℃まで生育できる高温性のものもある。
- PHは2.0~8.0の幅広いPH域に生息できるが、PH4.0~PH6.0の範囲の微酸性が最適
- カビは乾熱減菌に対しては、かなりの抵抗性あり(胞子が乾熱120℃、30分でも生存する場合も)
- 湿熱の場合、カビの菌核は、90℃~100℃~でも短時間は生き残る(缶詰に起こる腐食の原因)
- 特にペニシリウムのある種の菌核には、非常に耐熱性の強いものがある。