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コラム

ベタ基礎の床下浸水は自分で直せる?原因と排水・洗浄・消毒・乾燥・カビ除去・防蟻・予防策

「ベタ基礎はコンクリートで一体だから、床下浸水なんてありえない」
そう思っていたのに、床下を覗いたら水たまりができていて、不安に感じていませんか?
 
近年、集中豪雨や大型台風が増え、これまで安心だと思われていたベタ基礎の住宅でも床下浸水の被害が報告されています。大切なマイホームが見えないところで傷んでしまうのは、本当に心配ですよね。
 
この記事では、ベタ基礎の住宅にお住まいで、床下浸水に不安を抱えるあなたのために、以下の内容を分かりやすく解説します。
 

  • なぜベタ基礎なのに浸水するのか、その原因と侵入経路
  • 浸水を発見した時にすぐできる、排水・乾燥の具体的な手順
  • 今後の被害を防ぐためのDIYから本格的な対策まで
  • 床下浸水を放置した場合の深刻なリスク

 
この記事を読めば、床下浸水の原因から解決策まで全てが分かり、ご自宅の状況に合わせた最適な行動が取れるようになります。まずは落ち着いて、正しい知識を身につけることから始めましょう。

 
 
 

1. なぜ?ベタ基礎でも床下浸水する原因

「ベタ基礎は地面全体がコンクリートで覆われているのに、どこから水が入ってくるの?」と疑問に思いますよね。実は、ベタ基礎は完全に密閉された箱ではなく、いくつかの隙間が存在します。
大雨や台風によって家の周りの水量が増えると、これらのわずかな隙間が水の侵入経路となってしまうのです。主な侵入経路は以下の4つです。
 

侵入経路1
基礎パッキンの隙間

最も多い原因の一つが、「基礎パッキン」の隙間からの浸水です。
基礎パッキンとは、基礎コンクリートと建物の土台の間に挟む、換気のための部材です。この部材があることで床下全体の空気が流れ、湿気がこもるのを防いでいます。
しかし、この換気のための隙間が、大雨の際には水の通り道になってしまうことがあります。特に、横殴りの雨が吹き付けたり、家の周りに水たまりができて水位が基礎パッキンの高さまで達したりすると、水が床下へ侵入しやすくなります。
 

侵入経路2
床下換気口や配管貫通部

床下換気口も、直接的な水の侵入経路になりやすい場所です。
ゲリラ豪雨などで短時間に大量の雨が降ると、排水が追い付かずに換気口から水が流れ込んでしまうことがあります。
また、エアコンの室外機につながるホースや、給排水管などが基礎を貫通している部分にも注意が必要です。配管とコンクリートの間を埋めているシーリング材が経年劣化でひび割れたり、隙間ができたりすると、そこから雨水がじわじわと侵入してくる可能性があります。
 

侵入経路3
コンクリートのひび割れ

一見頑丈に見えるコンクリートも、経年劣化や地震の揺れなどによって細かなひび割れ(ヘアークラック)が生じることがあります。
幅0.3mm以下のヘアークラックであれば構造上の問題は少ないとされていますが、そのひび割れから雨水が毛細管現象で染み込み、床下浸水の原因となるケースも少なくありません。特に、基礎の外周部で地面に近い位置にひび割れがあると、水が侵入しやすくなります。
 

侵入経路4
コンクリートの打ち継ぎ部

ベタ基礎は、底盤部分(スラブ)と立ち上がり部分を2回に分けてコンクリートを打設することがあります。その際にできるコンクリートの接合部を「打ち継ぎ部」と呼びます。
この打ち継ぎ部は、完全に一体化しているわけではないため、施工状況によってはわずかな隙間が生じることがあります。この隙間が、地下水位の上昇や大雨の際に水の侵入経路となることがあります。

 
 
 

2. 床下浸水を発見した時の緊急対処法

もし床下に水が溜まっているのを発見したら、慌てずに正しい手順で対処することが重要です。特に、感電の危険があるため安全確保を最優先してください。
 

ステップ1
安全確保と電源遮断

床下には電気配線が通っている可能性があるため、絶対に濡れたまま作業を始めないでください。
まず、漏電による感電を防ぐため、必ず分電盤のブレーカーを落としましょう。特に、床下収納庫の近くなど、水濡れの可能性がある場所の回路は確実に遮断してください。
作業をする際は、以下の服装を準備し、安全を確保します。
・長靴(絶縁性のもの)
・ゴム手袋
・汚れてもよい長袖・長ズボン
・マスク、ゴーグル(カビや雑菌の吸い込み防止)
 

ステップ2
溜まった水の排水方法

安全を確保したら、溜まった水を排出します。水の量に応じて方法を選びましょう。
 
排水ポンプによる効率的な水抜き
水深が数cm以上あるなど、水量が多い場合は家庭用の「水中ポンプ」を使うと効率的です。ホームセンターやインターネットで数千円から購入できます。ポンプから伸びるホースを屋外の排水できる場所まで伸ばし、電源を入れて水を排出します。
 
バケツや雑巾を使った手動での排水
水たまり程度であれば、手作業での排水も可能です。ひしゃくやバケツで水を汲み出し、残った水分は吸水性の高いスポンジや雑巾で根気よく拭き取ります。非常に手間がかかりますが、特別な道具がなくてもできる方法です。
 

ステップ3
床下の徹底的な乾燥

床下浸水の対処で最も重要なのが、排水後の「乾燥」です。水分が残っていると、カビや木材の腐食など、二次被害の原因になります。
 
送風機やサーキュレーターでの強制換気
床下点検口を開け、床下空間に向けて送風機やサーキュレーターで強力な風を送り続けます。複数の換気口がある場合は、一方から送風し、もう一方から空気を逃がすようにすると、空気の流れができて効率的に乾燥が進みます。
完全に乾燥するまでには、天候や湿度にもよりますが、数日から数週間かかる**こともあります。焦らず、徹底的に乾燥させることが大切です。
 
床下調湿剤や乾燥剤の設置
強制換気と並行して、市販の「床下調湿剤」や「床下用乾燥剤」を設置するのも効果的です。湿気を吸収し、乾燥を促進してくれます。ホームセンターなどで購入できますので、換気しにくい隅の部分などに設置すると良いでしょう。
 

ステップ4
消毒とカビ対策の実施

雨水だけでなく、汚水が混じっている可能性も考えられます。乾燥後は、必ず消毒作業を行いましょう。
雑巾などで泥や汚れをきれいに拭き取った後、消毒用エタノールや逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)などをスプレーボトルに入れ、床下のコンクリートや基礎の立ち上がり部分にまんべんなく噴霧します。
カビの発生が心配な場合は、市販の防カビ剤を使用するのも有効です。ただし、すでにカビが広範囲に発生している場合は、健康への影響も考慮し、専門業者に相談することをおすすめします。

 
 
 

3. 今後の浸水を防ぐための具体的な予防策

一度浸水してしまったということは、今後も同じ被害に遭う可能性があります。原因箇所を特定し、再発防止策を講じましょう。

DIYでできる対策:防水テープと土のう
大雨が予想される際の応急処置として、自分でできる対策もあります。
 
・防水テープ
床下換気口の周りや、基礎の怪しいひび割れ部分に、屋外用の強力な防水テープを貼ることで、一時的に水の侵入を防ぐことができます。
 
・土のう
台風や集中豪雨が予報された際に、床下換気口の前に土のうを積んでおくのも有効な対策です。水の直接的な侵入を防ぐ壁の役割を果たします。
 
・床下換気口の浸水対策
恒久的な対策として、床下換気口に「止水板(防水板)」を設置する方法があります。
これは、大雨の時だけ取り付けて水の侵入を防ぐ板のことです。普段は取り外しておけるため、床下の換気を妨げる心配もありません。専門業者に依頼して設置するのが一般的です。
 
・基礎パッキン周りの防水処理
基礎パッキンからの浸水が疑われる場合、家の周りの環境を見直すことが有効です。
例えば、建物の周りの地面に勾配をつけて雨水が基礎から離れるように誘導したり、排水溝(犬走り)を設けたりすることで、基礎周りに水が溜まりにくくなります。
 
・専門業者による本格的な対策工事
浸水を繰り返す場合や、原因が特定できない場合は、専門業者による本格的な対策を検討しましょう。
 
・基礎コンクリートの防水塗装
基礎の外周部に防水効果の高い塗料を塗ることで、コンクリート自体が水を吸うのを防ぎます。
 
・ひび割れの補修
専用の樹脂などを注入し、ひび割れを完全に塞ぎます。
 
・止水モルタルの充填
打ち継ぎ部などの隙間に、防水性の高いモルタルを充填して水の通り道を塞ぎます。
 
これらの工事は専門的な知識と技術が必要なため、信頼できる業者に相談することが重要です。

 
 
 

4. 床下浸水を放置する5つのリスク

「少しの水たまりだから大丈夫だろう」と床下浸水を放置すると、住宅に深刻なダメージを与え、取り返しのつかない事態を招く可能性があります。
 
カビの発生と健康被害
床下の湿度はカビが繁殖する絶好の環境です。発生したカビの胞子は、床の隙間などから室内に侵入し、アレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎などの健康被害を引き起こす原因となります。
 
シロアリなど害虫の発生
シロアリは湿った木材を好むため、床下が湿気ていると格好のターゲットになります。シロアリは土台や柱を食い荒らし、建物の耐久性や耐震性を著しく低下させる非常に危険な害虫です。
 
基礎コンクリート・鉄筋の劣化
コンクリートは本来アルカリ性ですが、長期間水分や空気に触れることで中性化が進行します。中性化が進むと内部の鉄筋が錆び始め、膨張してコンクリートを内側から破壊(爆裂)してしまいます。これにより、基礎の強度が大幅に低下する恐れがあります。
 
土台や柱など木材の腐食
床下の湿気は、建物を支える最も重要な部分である土台や柱などの木材を腐らせる「木材腐朽菌」を繁殖させます。木材が腐食すると、家の強度が落ち、地震の際に倒壊するリスクが高まります。
 
住宅の資産価値の低下
床下浸水によるカビ、腐食、シロアリ被害などは、住宅の資産価値を大きく下げる要因となります。将来、家を売却しようとしても、構造的な欠陥があるとみなされ、買い手が見つからなかったり、大幅な価格下落につながったりします。

 
 
 

5. 専門業者への依頼目安と費用相場

自分で対処するのが難しい場合や、被害が深刻な場合は、迷わず専門業者に相談しましょう。
 
業者に相談すべき状況の判断基準
以下のような状況であれば、専門家による調査・診断をおすすめします。

  • 排水・乾燥作業が自分では困難なほどの水量・範囲である
  • 浸水の原因がどこからか特定できない
  • 乾燥させた後も、カビ臭さや異臭が消えない
  • 床がきしむ、沈むなどの異常が見られる
  • 何度も床下浸水を繰り返している

 

信頼できる業者の選び方と注意点

業者選びで失敗しないために、以下のポイントを確認しましょう。
 
・実績の確認
床下浸水対策の実績が豊富か、公式サイトなどで施工事例を確認しましょう。
 
・詳細な見積もり
「工事一式」ではなく、作業内容ごとに項目が分かれた詳細な見積もりを提示してくれるか確認します。
 
・資格の保有
資格の保有も業者選びの参考になります。正直、資格があるから確実な業者や実力のある業者なのかはわかりません。しかし、少なからず知識を得るために努力をしている業者であります。
 
・丁寧な説明
調査結果や工事の必要性について、素人にも分かりやすく丁寧に説明してくれる業者は信頼できます。
 

作業内容別の費用相場一覧

費用は被害状況や建物の構造によって大きく変動しますが、一般的な目安は以下の通りです。

床下乾燥作業(送風機設置など)

5万円~20万円程度

床下清掃・消毒・カビ処理・シロアリ予防工事

60㎡のお宅で80万円程度

排水作業(ポンプ使用)

3万円~8万円程度

(※上記はあくまで目安です。正確な費用は必ず見積もりで確認してください。)
 

火災保険が適用されるケース

「水災補償」が付帯している火災保険に加入している場合、保険金が支払われる可能性があります。
一般的に、台風や豪雨、洪水などが原因で「地盤面から45cm以上の浸水」または「床上浸水」があった場合に補償の対象となります。ただし、保険会社や契約内容によって条件は異なります。
まずはご自身の保険証券を確認し、「水災」が補償対象になっているか、また支払条件はどうなっているかをチェックしてみてください。申請には被害状況の写真が必要になるため、忘れずに撮影しておきましょう。

 
 
 

6. ベタ基礎と布基礎の浸水リスクの違い

最後に、基礎の種類による浸水リスクの違いを簡単に解説します。
 

ベタ基礎の特徴と浸水パターン

・特徴
建物の底一面を鉄筋コンクリートで覆い、「面」で家を支える構造。地面からの湿気やシロアリに強いとされています。
・浸水パターン
地面からの水の侵入は少ないですが、基礎の上を乗り越える形(換気口や基礎パッキン)で水が侵入します。一度水が入ると、コンクリートの器のようになるため水が抜けにくいのが特徴です。
 

布基礎の特徴と浸水パターン

・特徴
柱や壁の下に沿ってコンクリートを打ち、「線」で家を支える構造。底は地面のままか、防湿シートや薄いコンクリートが敷かれています。
・浸水パターン
換気口からの侵入に加え、地面から直接水が染み出してくることがあります。地面が土のため水は比較的引きやすいですが、湿気はこもりやすい傾向にあります。
 

浸水対策における考え方の違い

・ベタ基礎
「いかに水を中に入れないか」という侵入防止対策が最も重要になります。
・布基礎
侵入防止対策に加え、「入ってしまった水をいかに早く排出・乾燥させるか」という排水・換気対策も重要になります。

 
 
 

7. まとめ

今回は、ベタ基礎の床下浸水について、その原因から対処法、予防策までを詳しく解説しました。

  • ベタ基礎でも基礎パッキンや換気口、ひび割れから浸水する
  • 浸水を発見したら、安全確保の上で「排水」「乾燥」「消毒」を徹底する
  • 放置するとカビ・害虫・建材の腐食など深刻なリスクがある
  • DIYでの予防策と、専門業者による本格的な対策を使い分ける
  • 不安な場合や被害が大きい場合は、迷わず専門業者に相談する

「ベタ基礎だから大丈夫」という過信は禁物です。この記事を参考に、ご自宅の状況を正しく把握し、適切な行動をとることで、大切なマイホームを水害から守りましょう。もし少しでも不安があれば、専門家の無料診断などを利用してみるのも一つの手です。

 

この記事を書いた人
森 大輔
2004年より特殊清掃・災害復旧専門会社 ダスメルクリーンを運営
IICRCの国際資格取得や特許消臭技術ヒドロ工法を考案
災害復旧の専門集団『日本レスレーション協会』理事


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